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コンパスナビゲーション
空気の澄んだ日、100km以上離れている遠くの山が輪郭までクッキリと見えることがあります。もしその山を目指してナビゲーションをするならば、こんなにいい目印はないでしょう。 しかし、このように目印となるものを設定しにくい海の中では、コンパスが頼りになります。 「指南車」と呼ばれていた大昔から、コンパスの大原則は「磁針は必ず北を指す」ことです。 磁気を帯びた針が絶えず北を指していることを基準にして、自分の向かう方角や戻るべき方向を教えてくれるのです。コンパスの正しい使い方をマスターすれば一直線に行って帰ってくる以外にも、角度を計算するだけで三角形のルート取りや、四角形やU字パターンなど、自由にダイビングのパターンを描くことができます。 ダイビングのバリエーションが広がるばかりでなく、位置を把握することで得られる安心感はダイビングをより楽しいものにしてくれます。 ナチュラルナビゲーションとコンパスナビゲーションをうまく併用してダイビングができるようになれば、一人前の自立したダイバーと言って、過言ではありません。 |
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